映画『娘たちは風にむかって』西淀川図書館展示

9月20日から10月15日まで西淀川図書館で映画『娘たちは風にむかって』の展示をします。
この映画は、昭和40(1965)年頃の西淀川で、労働者の権利を守るためにたたかった10代や20代の女の子8人とおばさん1人の「おとめ争議団」の物語です。
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 西淀川区姫島にあった「大建被服」という縫製工場から突然「工場閉鎖、全員解雇」を言い渡された女の子たちは、労働者の誇りのためにたたかいながらも、恋愛をしたり、喧嘩をしたり、自分の役割は何なのか考えていく青春と成長の物語でもあります。
『娘たちは風にむかって』は実際に西淀川で撮影されました。現在は緑陰道路になっている大野川や、当時の福駅、淀川大橋などが映っています。また、当時の人々の生活や、公害反対デモの様子も撮影されており、労働者の町西淀川の雰囲気が伝わってくる映画です。
それと共に、映画の原作本である『明日をよぶ娘たち―おとめ争議団勝利の記録』や、映画のモデルとなった実際の「おとめ争議団」の女の子たちの写真、「おとめ争議団」を取材した当時の新聞なども紹介しています。
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インターン生の2人で展示準備を行いました。キャラクター相関図やストーリー説明等、普通の女の子たちが「おとめ争議団」として会社とたたかっていたことが伝わるように意識して準備しました。今の私たちにも共感できる女の強さや、仲間や地域との協働、働くことの誇り、高度経済成長期の光と影が盛り込まれている映画と本です。
どうぞ足を運んでみてください。

インターン 京都精華大学2回 佐久川恵美

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