北海学園大学 浅妻裕ゼミ受け入れ

あおぞら財団ボランティア 鳥取環境大学 大高望

2007年9月13日(木)
 この日の午後、北海道にある北海学園大学の浅妻ゼミの方たちが、あおぞら財団へ見学にきました。
 まず始めに、大気汚染による西淀川公害のことから、あおぞら財団設立の経緯や現在の取り組みに至るまでVTRをまじえながらの説明です。西淀川区の位置や交通状況を、大阪市出身であるにもかかわらず、いまいち把握できていなかった私ですが、今日になって理解できました。大阪市西淀川区は兵庫県の尼崎と大阪のテーマパーク・ユニバーサルスタジオジャパンとの間に位置していて、県境でもあるせいか阪神高速道路の湾岸線や神戸線がかなりいりくんでいます。高速道路が多いせいか、あおぞら財団に来る途中、普段あまり見かけない大型トラックを何台も目にしたので、「どこか工事中?」と思ってしまいました。
 次に、あおぞらビル内にある西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)に移動し、資料見学です。裁判に用いられた何冊もの大冊子、当時では貴重な上空から撮影した大気汚染の写真集など、数々の記録を目にしました。中でも、大気汚染の模様を写した写真は目を引きました。「うわ!青いはずの空が、灰色。これって天気予報では晴れやのに、毎日くもりで星なんて見えへんやん。大気汚染は目に見えるんか」こう思わずにはいれなかった写真でした。上空から写真を撮るぞ!絶対に汚れているはずだ!と覚悟を決めた方は、今どうしているのでしょうか。
 最後は、交通まちづくりに関する取組みについての説明です。さきほどにも述べましたが、西淀川地域は高速道路が多く、大型のディーゼル車の量が多いのです。二酸化窒素やPM2.5の環境基準は安定した達成をなしとげていません。こうした中で、トラックの対策としてエコドライブを勧めています。もし仮に、全国のトラックがエコドライブを行うと、年間360万tもの二酸化炭素を削減できるそうです。それだけではなく、エコドライブをすることで、気持ちにも余裕が生まれ、事故防止にもつながるようです。私はまだ、車の免許すらありませんが、ゆっくりアクセルを踏んだり、ゆっくりブレーキをかけたり、低速交通を行うことは、座る側も安心して落ち着きます。自動車学校でも必ず教えて欲しいと思います。

 以上で今日のプログラムは終了ですが、あおぞら財団は菜の花プロジェクトも行っているのか!!と、驚いてばかりの一日でした。

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