お問い合わせ
こんなことをしています 参加しませんか 関連情報 提言・要請
所蔵資料の概要 所蔵資料の概要 解説「公害問題資料」
【西淀川地域における工業専用地域指定反対運動】



資料紹介

3.工業専用地域の再検討をもとめる区民集会 ビラ

作成者:工業専用地域の再検討を求める区民連絡会(西淀川公害患者と家族の会、大阪市教職員組合西大阪支部、大阪市職西淀川区役所支部、西淀川区医師会)
年月日:1978年2月25日
サイズ:B4一紙1枚
出所と資料番号:三村浩史氏資料No.22

 西淀川区では、佃4丁目の住民以外の住民も工業専用地域指定に反対しました。
 西淀川公害患者と家族の会・大阪市教職員組合西大阪支部・大阪市職西淀川区役所支部・西淀川区医師会の4団体がよびかけて「工業専用地域の再検討をもとめる区民連絡会」を結成し、この連絡会が中心となって1978年3月2日に区民集会が開かれました。この資料は、区民集会の要旨を告知しているビラです。
 工業専用地域指定を反対する理由は
西淀川区では、五〇〇ヘクタールをこえる面積で区内の四〇%をしめる区域が工業専用地域に指定されようとしています。また、西淀川区は道路面積も多くこれを合わせると区内の半分近い面積が環境庁の示す環境基準の適用外地域になります。したがって、「工業の利便を増進するために定める」この工業専用地域では、大気汚染はもとより、騒音、振動、悪臭などは野放しに近い状態になるおそれがあります。
といった、公害増加を阻止したいというものから、
この工業専用地域では、工業の利便性をそこなうおそれの建物(学校・病院等)は建てられませんし、住宅なども建てられなくなります。このような住民追い出し案に対し、区民のなかから怒りの声がつぎつぎに集まってきています。
という、建物規制に関する不満がありました。 また、西淀川区には、西淀川区の特有の反対理由がありました。
全国有数の公害地域として永年苦しめられ、いまだに公害認定患者が増える一方の西淀川区民の不安はつのるばかりです。やっととり戻しつつある「青空」や「緑」がまた元の状態にかえるのはもうゴメンです。(三村浩史氏資料No.30「工業専用地域指定の再検討を求める三・二区民集会決議(案)」)
 西淀川区には公害に苦しめられてきた歴史がありました。その中でも、公害企業だった田中電機の跡地に区民ホールを建てさせ、悪臭の大野川を緑陰道路にするなど、環境をよくしようと住民は努力してきました。その区民ホールが、工業専用地域になるという事態がこの都市計画案で生じました。「元の状態にかえるのはもうゴメン」という思いが反対運動を動かしていたのです。


1.「工業専用地域の指定について」
2.陳情書
4.西淀川公害患者と家族の会第7回総会議案書
5.工業専用地域の再検討を要求する住之江連絡会 ビラ

←「資料紹介」TOPへ

活動趣旨を見る