資料館ができるまで

「西淀川・公害と環境資料館」ができるまで

あおぞら財団では、1996年に 発足して以来、「西淀川地域資料室」を開設し、西淀川公害訴訟弁護団や西淀川公害患者 と家族の会が所蔵している資料など、公害の経験を伝える貴重な資料類の公開・活用に向けた準備作業を続け、1999年には利用者への情報提供を開始しまし た。また、全国の公害・環境問題資料の保存・活用のためのネットワーク形成などにも取り組んできました。 2006年3月、資料の利用体制の充実、映像資料閲覧の拡充、公害・環境問題情報の発信拠点などを目指し、「西淀川・公害と環境資料館」として新たにス タートいたしました。(2006年3月18日開館)

設置の目的

西淀川・公害と環境資料館では大阪・西淀川大気汚染公害に関する記録資料を中心に、公害・環境問題や西淀川地域に関する資料・文献などを収集・整理・保存 しています。 アジアをはじめ世界各地で公害・環境問題が深刻化するなか、日本が経験した公害問題に関する記録資料を人類の共有財産として、また公害の歴史を解明し住み よい地域環境を構築するための参考資料として保存・活用することで、公害の経験を今そして未来へ伝えていきたいと考えています。

愛称はエコミューズ

資料館オープンにあたって、愛称を公募したところ全国から1403件の応募が寄せられました。ありがとうございます。その中から、栃木県在住の男性が応募 した「エコミューズ」に決定しました。エコは環境を、ミューズは知性の女神を意味します。ぜひ、覚えてくださいね。