公害は「被害で始まり被害で終わる」といわれています。公害被害者である私達は、公害をなくすための運動を積み重ね、様々な人たちに公害の被害を訴えてきました。公害があったこと、運動してきたことを後世に伝えたいと願っています。しかし、教育の現場や一般的にそのことが伝えられているかというと、難しいのが現実です。被害が起きた現地でさえ、公害があったことや反対運動があった情報は伝わっていません。 「公害を伝えるスタディツアー」は公害があった現地に行き、若い目線で何を学べるのかを見つけるという取り組みです。この取り組みの中で、公害とは何か、再生とは何かを見つけてほしいと願っています。そして、この取り組みが、新しい公害教育を築く素材となればと思います。 2009年 富山 イタイイタイ病 2010年 新潟 水俣病 2011年 大阪 西淀川大気汚染 くわしくは公害地域の今を伝えるスタディツアーのホームページへ ツアーの様子、聞き取りの内容、参加者の感想などを見ることができます。
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